近年、様々なサービス発信にSNSやNoteが用いられています。集客や信頼構築に欠かせない重要な取り組みの一つである一方で、「何を書けばいいのか分からない」「考えていることを言葉にできない」「X・Instagram・Noteをそれぞれ書き分けるのが大変」といった理由から、発信が後回しになってしまう人も少なくありません。本記事では、こうした悩みを解決するために、生成AI「Gemini」を活用してSNS投稿文を効率よく自動化する方法を解説します。専門知識がなくても理解でき、今日から実務に取り入れられる考え方と手順を中心にまとめています。

NoBelongs AIセミナー・ビジネス交流会 #04
日時:2025年12月27日(土)13:00~15:30
場所:『Aivic 西新宿』(新宿区西新宿8-19-1小林ビル512)
参加費:ビジター2,500円 / 会員無料
フリーランスとして日々の業務に追われる中、SNSやNoteでの発信を継続するのは、想像以上に大きな負担になります。
「何を書けばいいのか分からない」「頭の中では考えているのに言葉にできない」「X・Instagram・Noteをそれぞれ書き分ける余裕がない」──こうした悩みから、発信そのものが後回しになってしまうケースも少なくありません。
そんな課題を解決してくれるのが、生成AI「Gemini」を活用したSNS投稿文の自動化です。
本記事では、専門知識がなくても実践できる形で、Geminiを使ってSNS発信を効率化する考え方と具体的な手順を紹介します。
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SNS発信が続かない原因は、個人の努力不足ではありません。多くのフリーランスが共通して、次の3つの壁にぶつかっています。
• ネタ出しの苦痛
毎回投稿を考えるたびに、「今日は何を書けばいいのか」と悩んでしまいます。テーマを考えるだけで時間がかかり、結果として投稿を見送ってしまうこともあります。
• 言語化のハードル
頭の中には経験や考えがあるのに、それを文章として整理できないケースです。「伝えたいことはあるのに、うまく書けない」と感じた経験がある人も多いでしょう。
• 書き分けの手間
X、Instagram、Noteは、それぞれ求められる文章の形式や長さが異なります。同じ内容でも媒体ごとに書き直す必要があり、この手間が大きな負担になります。
これらの壁を放置すると、発信頻度が下がり、あなたの専門性や人柄が伝わる機会が減ります。その結果、信頼や認知が積み上がりにくくなり、SNSが「やらなければいけない作業」になってしまいます。重要なのは、気合で乗り切ることではなく、仕組みで解決することです。
Geminiは、Googleが開発した生成AIです。生成AIとは、人が入力した指示をもとに、文章やアイデアを自動で作り出す技術を指します。Geminiは、文章生成だけでなく、情報の整理や構成の提案も得意としています。
Geminiの特徴的な機能が「Gem」です。Gemとは、あらかじめ設定した指示文を組み込んだ、自分専用のAIボットを作れる仕組みです。コードを書く必要はなく、文章で指示を設定するだけで使えます。一度作れば、毎回同じ長い指示を入力する必要がなくなり、キーワードを入れるだけで安定した出力が得られます。

SNS投稿文自動作成ボットは、次の流れで動きます。
この設計で重要なのは、AIにいきなり文章を書かせないことです。企画と執筆を分けることで、内容がズレにくくなり、当たり障りのない文章になることを防げます。
AIは人間のように空気を読むことができません。そのため、「いい感じに書いて」といった曖昧な指示では、平均的で印象に残りにくい文章になりがちです。プロンプトとは、AIに与える具体的な指示文のことです。この設計が、文章の質を大きく左右します。
精度を高めるためには、次の3つを明確にします。
• 誰が、どんな温度感で書くか
文章の人格や口調を指定します。例えば、寄り添うパートナーのような口調か、少し厳しめに背中を押す口調かによって、読み手の受け取り方は大きく変わります。
• 媒体ごとに守るべき型
X、Instagram、Noteは、それぞれ適した文章構造が異なります。型を指定することで、読みやすく説得力のある文章になります。
• 禁止事項の明確化
抽象的な表現やAI特有の言い回しなど、使ってほしくない表現を事前に指定することで、失敗を防げます。
X(旧Twitter)は、短い文章で主張を伝え、拡散を狙う媒体です。問題提起から入り、気づきや行動につなげる構成が効果的です。
Instagramは、共感や保存を重視する媒体です。最初の一文や画像内テキストで感情を動かし、キャプションで読者の状況に寄り添った説明を行います。
Noteは、信頼や納得感を重視する媒体です。結論から述べ、理由や具体例を示し、再度結論に戻るPREP法が有効です。
プロンプトのトーンを変えるだけで、文章の印象は大きく変わります。優しく寄り添う文章にも、少し厳しめで行動を促す文章にも調整できます。
また、文章の構造を変えることで、読み手の受け取り方も変わります。Xでは、「問題提起→解決策→行動」以外にも、「一般論の否定→本当の主張→理由」といった構造が効果的な場合もあります。
SNS発信の悩みは、努力や根性で解決するものではありません。AIを活用し、仕組みとして整えることで、安定した発信が可能になります。
まずは、Geminiで簡単なGemを作り、キーワードを入力して試してみてください。小さく始めることが、継続の第一歩になります。
【監修者のプロフィール】
木下 陽介(きのした ようすけ)
生成AI講師・コンサルタント。現場が変わる「実務直結型」の生成AI研修・導入支援をテーマに活動している。